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事実に目を背けてはいけないと強く感じた、『それでも夜は明ける』を観た。

2017/05/08

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目を背けたくなるような『事実』が描かれていた。

まずこの作品を観た時に、中学校の時に観た『シンドラーのリスト』を思い出しました。強烈な歴史の事実を映画作品から感じたのは、それ以来だったのかも知れません。『それでも夜は明ける』は、そのぐらい精神的にインパクトのある作品でした。映画の内容としては腕の立つ黒人バイオリニスト(ソロモン・ノーサップ)が騙されて奴隷として売られてしまうという所から始まります。その頃のアメリカにはまだ黒人奴隷制度が根付いており、劣悪な環境の中で過酷な労働を強いられてしまうのです。ソロモン・ノーサップは『自由黒人』と言う身分で、実際は奴隷ではなく白人と同等の身分であったのに騙された事により、そこから12年間も奴隷として生きる事になるのです。その奴隷として受ける描写が実に強烈で、事実を鮮烈に表現していました。

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とにかく役者の力が凄すぎる作品。

主役のキウェテル・イジョフォーの表情をとらえた長回しのシーンが点々とあるのですが、そのシーンが激しく心を揺さぶります。セリフを言うのではなく、表情だけで悲壮感や絶望感を表現していますが激しく伝わってきます。そしてアカデミー助演女優賞を獲ったルピタ・ニョンゴ(パッツィー役)の演技にも心を締め付けられました。その他にマイケル・ファスベンダー、ベネディクト・カンバーバッチ、ブラッド・ピットなど脇役がとにかく豪華!その中でもブラッド・ピットがこの作品でますます好きになりました、カッコ良すぎます。

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監督の言葉が深く重い。

アカデミー賞を受賞した初の黒人監督としても注目を浴びたスティーヴ・マックィーン監督が来日の舞台公演にて述べた言葉が重い。マックィーン監督は「確かに初の黒人監督で賞を取ったといわれていることはうれしい。でも、そういう背景だからどうこうという意味づけは無意味なんじゃないかな。アフリカ系でも日本人でも白人でもやればできるわけで、あえて大したことではないと言いたい。人間であれば、機会さえあればということだと思う」と述べました。

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まとめ。

30代半ばになり、このような作品もただ観るだけではなく、深く理解し始めたのかなと感じました。中学生の時に観た『シンドラーのリスト』も今観ればアカデミー受賞作として意味をもっと深く理解できるのかもしれません。

 

 

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